人を対象とする医学研究は、医療の進歩に不可欠であり、国民の健康維持・増進や、患者のQOL(生活の質)向上に大きく寄与するものです。「人を対象とした医学系研究に関する倫理指針」でも、その意義は人類の健康と福祉の発展に資する重要な基盤として位置づけられています。
日本臨床内科医会 倫理審査委員会(IRB)は、こうした理念のもと、臨床研究に対して倫理的かつ科学的観点からの審議を行うことを目的に活動しています。私自身、これまで臨床研究に取り組み、英文原著論文として約50本を発表してまいりました。その経験から、研究の信頼性と透明性を担保する倫理審査の重要性を強く認識しております。
本委員会では、質の高い臨床研究が円滑に実施されるよう、会員に限らず広く皆様からの審査申請を受け付けております。日々進化する医療の未来に貢献する研究が一つでも多く実現されるよう、ぜひ本委員会をご活用いただければと願っております。
一般社団法人日本臨床内科医会 倫理審査委員会
委員長 古谷 武文